2018年7月26日木曜日

月刊Hanada 9月号

100歳まで元気にコバヤシ鍼灸院


第80回「私と鍼灸 その二」


いつ頃から専門家以外でも
ツボ、もしくは経絡・経穴という言葉が
普通に使われるようになったのだろう。
最近では足三里はもとより
合谷、百会、三陰交辺りなら
結構みんな知っている。
人体には経絡という流れがあるらしい、
ということも周知の事実。

鍼灸学校に入学すると
1年の時に経絡経穴の授業があった。
ふむふむ、科学的に証明されてはいないが、
経絡はこうやって流れていて
経穴はこことここにあるのか。

そして3年になって小林先生が授業で、
「経絡は常にそこにあるものじゃないんじゃないか。
必要がある時にカミナリみたいに人体に表れると考えたらどう?」
と驚きの講義。
当時もスゴいと思ったけど、
これがジワジワとくる発言なのでした。
ジワジワポイントは人それぞれだと思うけど、
小林先生の鍼灸の基本が凝縮されている、
と私は思ってます。