2021年3月5日金曜日

啓蟄


  二十四節気という太陽の軌道を基準にする暦では本日は「啓蟄」です。

 『蟄』は、虫が土の中などに隠れ閉じこもっている様子。

 『啓』は、ひらかれる、這い出てくるのを表します。

 つまり、冬の間に土中に隠れていた虫が、這い出てくる日というわけです。

 冬に固くなった土の表面が雨や霜柱で柔らかくなり、そこに冬眠から目覚めた虫が顔を出す。それを鳥が啄み……。春はすぐそこに来ているようです。

 この暦は中国の戦国時代(紀元前5世紀~紀元前221年)に考案されたとされています。

 戦乱の世の中にも季節は巡り、春は訪れていたと考えると、当たり前のようであり、感慨深いものもありますね。


 緊急事態宣言の解除が延期される見通しとなり、がっかりされている方も多いのではないでしょうか。

 社会情勢や環境を変えることは難しいことも多いですが、それらに左右されないお身体に整えることは鍼灸では不可能ではありません。

 体調の不安等がありましたら、是非、一度当院にご相談ください。



葉牡丹パンジー


金曜担当 石原