大会テーマは、「日本伝統鍼灸の確立-よみがえる江戸-」。
江戸時代に活躍した鍼灸師や鍼灸教育、疾病観等をテーマにした課題発表を
聞いていると、何百年も前に生きた江戸の鍼灸師も、今を生きる私たちと同じように、鍼灸の力を信じ、奔走している姿が目に浮かぶようでした。
また、実技講演では、現代の鍼灸を牽引する先生の治療を拝見することができました。
鍼灸といっても、その治療方法は多種多様です。
私自身が不勉強であるため、他の流派の治療を理解するまでには至りませんでしたが、
鍼にかける情熱、命を預かる覚悟から伝わる熱気には、会場を席巻する勢いを感じました。
来年度は、世界鍼灸学会連合会学術大会(WFAS)(東京つくば大会)と共催となるそうです。
日本の鍼灸を世界にアピールするいい機会になりそうですね。
受付 高木友子