先日、9月27日は秋晴れの良い天候に恵まれ、水月ホテル鷗外荘にて森鴎外の旧居と樹齢250年のクロガネモチノキが茂る敷地内で小唄の演奏会が行われました。
会場には普段と違う袴姿の小林院長と鶴岡会の名取の方々(院長の名取名は初詔)、そのお弟子さん、合わせて和装30数名が揃い、唄と三味線の演奏、名取式の慶事にも立ち会わせて頂きました。
小唄鶴岡会は、家元鶴岡初茂先生の芸風を身に付け、広めたいという気持ちを持った方々の集まりです。
小唄はいわゆる短い詩歌から長唄や義太夫(ぎだいゆう)などの浄瑠璃ものまで、幅広い題材から成り立っています。
それらは、ほとんどが5分以内の小唄として収められ、30曲の唄と三味線の演奏で「チン、トン、シャン」の音色と粋な内容の唄でした。
普段は、洋服ばかりの現代では着物の着方も知りませんが、本来着物は、右腕から袖を通し、袴は右足から通すものとのこと。
小唄を習えば5行の5音を覚え、着物を着る良い機会になりますね。
皆さんも次回の小唄の演奏会に来られてはいかがですか?
金曜日 大井弘美